トピックスTopics

~健康な歯で健康いきいき~なごや8020フェスティバル
日時:令和7年11月9日(日)11:00~16:00 場所:栄ナディアパーク2Fアトリウムイベントスペース

第21回「なごや8020フェスティバル」が一般社団法人名古屋市歯科医師会・名古屋市・名古屋市学校歯科医会・名古屋市歯科衛生士会の共催で開催されました。

今年の「なごや8020フェスティバル」は、朝から一日中雨という悪天候の中での開催でした。開始直後は来場者がまばらで、前半は混み合うことなく過ぎ、天気の影響による来場者の減少が予想されました。後半は、図画ポスターが展示されているお子さんとそのご家族が多く来場し、また他のイベントの帰りに立ち寄ったと思われる方々で次第に増え、雨天というハンデがありながら420名の来場者を迎えることができ、「なごや8020フェスティバル」が歯科啓発のイベントとして地域に定着してきたことを実感しております。

【開催内容】
 

◎名古屋市学校歯科医会のブースでは、恒例のパソコンを用いた○×形式のクイズを行いました。子供用と大人用のクイズが用意されていて、親子一緒に家族で参加するグループもあれば、大人だけの参加者も多く、予防歯科に関する内容のクイズに答え、学校歯科医会の先生方の解説を熱心に聞いていました。参加者にはフロスを進呈し、衛生士学校の学生が模型を使って、フロスの使い方を説明しました。

         
◎名古屋市歯科衛生士会のブースでは、歯ブラシと顎模型を使い、ブラッシング圧のチェックとブラッシング指導を行いました。小さな子供たちが大きな顎模型を使い、歯科衛生士の指導を受けながら、一生懸命ブラッシングを行っている光景がたくさん見られました。
   
         
◎名古屋市歯科医師会のブースでは、毎年恒例の、顎模型の人工歯に掘られた窩洞に水硬性セメントを充填する歯科医師体験を行いました。また昨年好評だった、レジンの光重合の体験を今年も行いました。参加者はグローブを装着し、術者になりきってセメント充填を行いました。大人の方も簡単そうで難しい充填と成形を、熱心に行っていました。レジンの光重合体験では、担当の先生方が、実際に歯科医療の現場で使われている材料で あることを説明した上で、シリコン製の星やハートの型にレジンを填入・成形し、光照射器を使って硬化させました。硬化した星型やハート型のレジンを手に取り、不思議そうに硬さを確かめる子供たちとその姿を写真に収める保護者、ネイルの材料に似てると興味を示す大人の女性など、たくさんの方が体験を楽しんでいました。 歯科相談ブースでは、歯ならび、歯周病、予防方法、治療内容など、市民のお口の悩みに対応し様々な質問に答えていました。
 
       

◎名古屋市のブースでは、フッ素洗口の効果や実施方法を詳しく説明した後、実際に口に含んで音楽に合わせてフッ素洗口を体験していただきました。昨年同様、参加者からはこれから始めてみようという声が聞こえ、予防に対する意識が高まっていると思われます。

 
 
       
◎イベント型オーラルフレイル予防事業のブースでは、EAT10、反復唾液嚥下テスト(RSST)、舌口唇機能検査(健口くん)、口腔水分測定(ムーカス)を行いました。4レーンに分けて検査から保健指導まで1レーン完結で行いました。市民の皆様にオーラルフレイルを周知することができ、従事して下さった歯科医師会の先生方のご協力のもと、200名超の参加者に体験していただくことができました。
◎展示コーナーでは、名古屋市内の小中学生が描いた歯・口の健康に関する図画・ポスターの優秀作品が展示され、絵が展示された児童生徒がポスターの前でご家族と記念撮影する微笑ましい光景が見られました。また展示された児童本人がいないけれども、その祖父母が絵を見に来ていて、記念写真を撮りたいということで、私がお孫さんの図画ポスターを背景にご夫婦の写真を撮らせてただきました。
◎プレゼントコーナーではルーレットを2回、回した合計で1等・2等・参加賞と内容の違う歯ブラシと歯磨剤のセットが来場者に渡されました。 すべてのブースにおいて、小さなお子様・若い世代・高齢者と年齢を問わず幅広い世代の方々に楽しんで参加して頂けました。 今回は雨天での開催でしたが、多くの市民の皆様に参加していただくことができました。来場者に答えていただいたアンケート結果によると、「歯や口の健康意識の変化」という質問に対し、「とても高まった」と回答した人が約64%、「少し高まった」が約35%という結果で99%の来場者の意識が高まる方向に変化があったことになります。「来年の参加意向」の質問に対しては、96%の方に「参加したい」との答えをいただきました。名古屋市歯科医師会の代表的な事業の一つである「なごや8020フェスティバル」、より多くの市民の方々に周知して、参加していただきたいと思うアンケート結果でした。 最後にご協力を頂きました、後援の名古屋市教育委員会・名古屋市小中学校PTA協議会、協賛の愛知県歯科医協同組合、ライオン株式会社、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所、相田化学工業株式会社、アサヒプリテック株式会社、他関係各団体の皆様にお礼を申し上げます。今後とも市民の皆様の「歯と口の健康」の維持・向上のため努力していきたいと思います。 〈公衆衛生担当理事 近藤英人〉
ページ
上部へ
トップ
ページ