▼歯科の訪問診療 ▼みんなで8020運動 ▼介護保険 ▼歯周病から歯を守ろう ▼子どもの歯みがき
▼中高生の歯みがき ▼各種歯科診査 ▼介護する際の口腔ケア ▼歯と口の1日健康センター実施予定表
歯周病の直接原因は、プラークに含まれる細菌の感染によって起こるのですが、 とくに歯周ポケットのプラークと歯肉の下の見えない部分が問題で、ポケットにプラークが溜まった状態が続くと歯周病の原因菌自身が他の臓器に移行して、菌性感染症というメカニズムで歯周病が全身に影響を与えることがあります。 たとえば、過剰に生産された細菌の出す毒素や生体の炎症因子が母体に入り込むと胎盤の早期剥離を起こして早産につながったり、母子感染から若年性の歯周病を 引き起こしたりします。
それは歯周病のプラークの中の細菌と女性ホルモンが密接にかかわっているためです。女性には歯周病にかかりやすい時期が人生で3回あるといわれ、1つ目が初潮を迎える頃。この時期は女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が多量に分泌され、そのため歯肉の血液循環が促され歯肉は刺激に対して敏感になり炎症を起こしたりします。これがホルモン性歯肉炎で悪化すると歯周炎に進行したりします。
2つ目は妊娠時。妊娠中は女性ホルモンのプロゲステロンの増加で、歯肉が刺激に敏感になりこの時期にケアが悪いと歯周病にまで悪化します。
そして3つ目が閉経・更年期。体やホルモンの変調がなにかとある時期で、精神的ストレスもたまり、また閉経後は骨そしょう症が進むため歯を支える組織が急激に破壊されることも関係しているようです。
最近、若い女性に歯周病が増えている要因の一つに、喫煙率の増加が深く関係しています。タバコのヤニが歯の表面につくとプラークが沈着しやすくなり、歯周組織の免疫機構に変化を起こさせたりします。
つまり、病原菌の感染に対する抵抗力を弱めたり、白血球の機能を低下させたりするのです。タバコを吸われる女性はご用心!
こんな方は生活習慣を見直す必要があります(1つでもあったら要注意 !!)
1.甘いものが好きでよく間食をする
2.一日に2本以上の甘い飲料水を飲む
3.食事の時あまりよく噛まない
4.朝食前に歯を磨く習慣がある(食後磨かない)
5.歯を磨かないで寝てしまうことがある
6.歯磨き時間は3分以下
7.いつも歯磨き粉をたっぷりつける
8.デンタルフロスや歯間ブラシを使ったことがない
9.歯石をとってもらったことがない
10.タバコを吸う
11.夜更かしをよくする
12.ストレスがたまっている
13.家族に歯周病や糖尿病の人がいる