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第19期会長に小林壯之祐氏が再選

第19期名古屋市歯科医師会を運営するにあたって

小林壯之祐

新年度にあたり、ホームページをご覧の皆さまにごあいさつを申し上げたいと思います。
私が会の執行をお預かりして以来、絶えず念頭に置いて来たことは、
地域と一体となり社会福祉に貢献する会務運営ということでございました。

振り返ってみますと、遅々とした足取りではありますが、
一歩一歩前に進んで来たのではないかという思いが致します。
具体的に申上げれば、歯の健康センターを初めとする各種の公衆衛生事業の展開、
他都市に先駆けた介護保険への対応及び健診事業の拡大・充実、
全国でも有数の実績を挙げている障害者歯科診療、
国家試験合格率100%を誇る歯科衛生士学校の歯科衛生士養成などが挙げられるかと思います。

しかしながらこれからの歯科医師会を取り巻く状況は、ますます混迷の度を加えて行くものと思われます。
行政改革という名の下の国民医療費の削減、少子高齢化に伴う各種年金の引き下げ、展望の開けない経済動向など明るい材料が見出せません。
新聞紙上等でもご承知のように、現に名古屋市当局は平成15,16年度補助金の一律20%ずつ削減という強行策を打ち出してきております。

市民の健康を守るための医療・福祉という他の何よりも優先すべき事業をすら削減という姿勢でございます。

こうした逆境のなかにおいては、更に一層会の結束を高めて行かなければなりません。

もろもろの事業を進める上で、是非心がけねばならないことは多くの市民の皆さまの声を会務に反映させることであろうかと思います。
私どもの考え、事業が市民から遊離することのないように、新しい任期においては、従来からの事業の一層の充実発展を進めるとともに、
種々の機会を捉え、市民の声、世論に耳を傾けながら会務運営に全力を傾注していく所存ですので、
従前にも増した一層のご支援、ご協力をよろしくお願い申上げます。

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