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第6回介護予防における口腔機能向上研修会

日時:平成24年2月16日(木)15時30分~
場所:中区役所ホール
演題:おいしく、楽しく、健康にする「摂食機能」の実力
講師:日本大学歯学部 摂食機能療法学講座    植田耕一郎 教授

【講演要旨】

医療の進歩と生活環境などの改善により、日本は世界一の長寿国となりました。
それに伴い「食」についても近年、注目されてきています。

口から食べるということは人間の大きな楽しみであり、口から食べる機能が失われたときにQOLの低下は計り知れないものとなります。

健康な口腔は、咀嚼、嚥下、発声といった機能を発揮しながら自浄作用を保っています。
したがって、口の機能が十分でないと唾液の分泌が低下し、自浄作用も低下した状態になります。
その結果、誤嚥性肺炎などの疾患に直面することとなります。

今回は、「食事」をテーマに、日本人ならではの健康感について考えてみたいと思います。
食事と申しましても、健康食の調理法ではなく、食事をするための機能(摂食機能)についてです。

生きる上で、誰もが備わっている当り前な機能ですが、実はこれは人が人として獲得した偶然の賜物であり、
さらに同じ摂食機能でも日本人ならではの機能もあるのです。

摂食機能がいかに自分を尊い存在としているか、健康と幸福を育む摂食機能のパワーについて、以下の項目について紹介します。

  • 1、摂食機能を知る
    摂食機能を知ることで食事が、今まで以上においしく感じられることでしょう。
  • 2、健康を悟る
    健康とは何か、健康を悟ることで、「生きる」をより楽しくしたいと思います。
  • 3、体の声を聞く
    体の声が聞こえるようになったら、頑張ることも休むことも上手になります。
  • 4、感謝を重ねる
    呼吸をする、話す、食べる、当り前なことへの「感謝」の積み重ねが、健康と幸福の証です。
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